芸術科教育コースによるブログです。授業内容や学校生活の様子などを更新していきます。

2013年12月11日水曜日

ブログ再開/2月期入試について


 久しくブログを更新しておりませんでしたが,コースの近況・授業内容の報告などを含め、そろそろ更新再開を始めたいと思います。教育学研究科では、一部のコースにて2月期入試を行うことになり、芸術科教育コースも行うことになりました。願書提出時期が短いのですが、興味をお持ちの方は、同研究科のホームページにてご確認の方をよろしくお願いします(和田)。



2013年10月28日月曜日

教育研究科のソフトボール大会がありました。(10月28日)

  今日、10月28日(月)は、朝8時くらいから教育研究科のソフトボール大会が開催されました。例年、初夏と晩秋に2度、行われます。芸術科教育コースは、保健体育コースと同じグループになりチームを組みました。とてもいい天気で日差しが強く、グラウンド全体が眩しいものとなりました。終始、なごやかな雰囲気で行われました。今夜6時30分から外国人留学生の方の歓迎会もかねてソフトボール大会の授賞式が行われます(和田)。

2013年9月6日金曜日

平成26年度 大学院入試(筑波大学教育学研究科芸術科教育コース)のお知らせ

交通案内(教育研究科パンフレットp.24)
交通案内( 教育研究科パンフレットp.24)
 こんにちは。いよいよ,今年度も入学試験の時期に入ろうとしております。芸術科教育コースも平成26年度の入学試験が行われます。過去問の公開・出願書類など,詳しくは,ホームページ「筑波大学大学院 平成26年度 大学院募集要項」を御覧下さい。

◎一般試験・社会人特別選抜・現職教員1年生プログラム

◆願書受付/2013(平成25)年9月18日(水)〜同年9月20(金) 必着/09:00〜15:00(昼休み 12:00〜13:00)
◆学力検査/2013(平成25)年10月22日(火)・23日(水)
◆合格発表/2013(平成25)年11月06月(月) 10:00


2013年8月8日木曜日

教科教育論の授業が終了しました。(8/7)

グループごとの発表・討論
こんにちは。また、暑い日々が始まりましたね。今年、芸術科教育コースが担当しました教育研究科全体を対象とした教科教育論もいよいよ最終日となりました。生徒さんが苦手意識を克服して興味関心が持てるような授業作りの工夫について、教科横断的にグループを作り、議論を重ねてきました。異なる教科コースの院生の方同士でグループを作り、各自、自分の専門とする教科の授業案を発表し、意見交換・議論を重ねてきました。最後の授業では、グループ全体で発表・議論してきたことを踏まえ、授業の関心・意欲を高めるための工夫についてレポートにまとめ各自提出して頂きました。議論された内容を傍らでお聞きすると、生徒の自主性・主体性をどう尊重するかなど、とても熱く真剣に議論をされておりました。いい雰囲気で授業が進行し、他教科の方と議論される機会もなかなか無いことから、授業はとても好評でした。
各グールプの発表内容をまとめ、
図式化した模造紙


2013年8月6日火曜日

8月2日(金)特別演習+講演会(映画『天心』の松村克弥監督)

左・松村克弥(監督) 右・齋藤泰嘉先生(本学)
こんにちは、芸術科教育コースです。8月2日(金)には、本学5C棟にて、午後1時から博士後期課程芸術専攻の特別演習公開発表会+特別講演会が開催されました。発表会は、博士学位取得に向け研究されている院生の方の中間発表会です。絵画・版画・美術史・彫刻・デザイン・芸術支援など、様々な分野の方が発表されました。その中でも、芸術支援の中の美術教育の分野として、「言語活動を用いた美術鑑賞教育の理論と実践に関する研究」、「中国の美術教員養成課程におけるカリキュラム」、「イスラム文化と美術教育」(*芸術科教育コース出身の方です)の御三方が発表されました。
 そして、この後、同会場にて夕方、映画監督の松村克弥さんへ本学の齋藤泰嘉先生がお話しを伺いながら、『映画「天心」完成までの苦闘5年」という講演会が行われました。茨城県五浦を舞台にした本秋公開の映画「天心」のメイキング映像を見た後、松村監督から映画製作までの切っ掛けや、出演した俳優陣(竹中直人さん・中村獅童さんら)をキャステイングするまでの裏話しから監督自身の生い立ちまで、とても貴重なお話しをお聞きすることができました。(和田)

2013年7月31日水曜日

教科教育論(4回目)の授業がありました。



  こんにちは。芸術科教育コースです。先日のアートたんけん隊に参加頂いた方々、スタッフを含め、ありがとうございました。おかげさまで盛況の基、終えることができました。
 さて、今日、水曜日は、芸術科教育コース担当の教科教育論(教育研究科の院生全員を範囲に含む)の授業の4回目(*全5回)です。前回、異なった他の教科の方同士と同じグループになって頂き、生徒が興味・関心を持つための授業内容を、院生の方お一人お一人が提案し、それをを基にグループで討論して頂きました。
 今回は、同じ教科の方々とグループになり、前回、各自が発表した授業内容について再び討論して頂きました。まず、各自が提案した授業内容についてグループ内で発表して頂き、他の院生の方々はそれを聞いて感想を付箋紙に記します。最期に、同じ内容の付箋ごとに分類し、模造紙に貼付けたうえで、タイトルを付けて表を作って頂きました。

2013年7月29日月曜日

アートたんけん隊、無事終了しました。

開始前
記念写真の撮影











 2日間のアートたんけん隊も無事終了いたしました。参加頂いたお子さま達からも盛況のうちに終わることができました。参加頂いたご父兄・お子さま方、スタッフ兼ファシリテイター役の芸術支援コースと芸術科教育コースの院生、及び芸術系の方々、ご協力ありがとうございました。今年は、今までにないスタッフの人数、そして、芸術系の実技・芸術支援コース・芸術科教育コースと、筑波大学ならではの特色を生かした、横断的・学際的な協力体制の基にワークショップが運営されました。参加頂いた院生・学生の方々も良い経験になったのではないかと思います。来年度も、更に良いアートたんけん隊になるよう、みんなでがんばりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します(和田)。
移動中

油絵のアトリエ

木彫の工房

書の部屋

2013年7月28日日曜日

アートたんけん隊(7/27日・28日)開催中です。

(開始前の最終ミーテイング)
(事前の調査シート)











  こんにちは。芸術科教育コースです。今年も、夏恒例となりました、芸術科教育コース担当のアートたんけん隊が行われております。小中学生のお子さん(*保護者の方同伴)を対象に、本学の芸術支援コースと芸術科教育コースの1・2学年の院生の方々が共同で、鑑賞ワークショップを計画して実演するものです。今年は、芸術系の実技の院生の方達(油画・日本画・書・彫刻)にも協力して頂き、実際に制作している現場を訪れて、各アトリエ・工房にて対話型の鑑賞ワークショップを行っております。作品制作者(アーテイスト)と芸術支援者(コーデイネーター/ファシリテーター)が共同で、対話型鑑賞を行う形式となりました。参加者のお子さん方には数班に分かれて頂き、各班2人づつ院生の方がナビゲートして、各班が重ならないような順路を計画し、大学芸術系棟内のアトリエ・工房を順に廻っていきました。

手作りの参加者用ワークシート

彫刻室で

書の部屋で










 終了後に参加者のお子さん達にお聞きしましても、みなさん楽しく過ごせたようですので、夏休みのよい思い出になったのではないかと思います。最終日もこの調子でゆければよいなと思います(和田)。


油絵の部屋で

2013年7月17日水曜日

7月17日の教科教育論について

理科教育コースの方の発表
 こんにちは、今年の教科教育論は芸術科教育コースが担当しております。今日は、他教科の院生の方同士でグループを作り、各自が考えてきた生徒の興味・関心を捉えられるような授業内容を発表し、他の教科の方の意見を取り入れて再考する、というワークショップを行いました。オリジナルの教材を直に持って発表されている方も多く、発表後の討論は真剣そのもので、とても充実した授業となりました。
全体の様子

芸術科教育コースの方の発表

英語教育コースの方の発表

2013年7月10日水曜日

奥村高明先生(7/10)/アートたんけん隊(7/27・7/28)


 
いやあ、日本中、暑いですね。筑波もすごい暑さです。今日、7月10日の教科教育論の授業は、鑑賞教育の研究で著名な奥村高明先生に講義をして頂きました。学校の教師、美術館学芸員、そして文部科学省の教科調査官、大学教員という多彩な経歴をお持ちの方です。魅力的な話術で、現在の学校教育の問題について鋭い視点で講義され、充実した時間を過ごすことができました。また、とても気さくでユニークな方で、休憩中も80人近い受講生の方々お一人お一人の所へ行き、談話を楽しまれておりました。質疑応答の際にも、現状の教育問題について、とても真摯に熱くご返答されておりました。奥村先生、どうも、ありがとうございました。
 さて、今月7/27(土)・7/28(日)は、いよいよ、「夏休みのアート探検隊」(*夏休みアートデイキャンプと合同開催)が開かれます。筑波大学芸術系とつくば文化振興財団による共同開催です。学内の美術作品を鑑賞の対象として、芸術支援コースの院生+教育研究科芸術科教育コース院生が合同で、小学生・中学生・高校生の方へアート・トーク(*美術作品の鑑賞を対話でナビゲートすること)を行います。担当は石崎和宏先生です。また、経過については、このブログにて、お知らせしたいと思います(和田)。


2013年7月8日月曜日

「教科教育論(芸術科教育コース担当)」「教員と学生との懇談会」(7/3)

「教員と学生との懇談会」(芸術科教育コース)
こんにちは。暑いですね。筑波もかなり暑いです。さて、先週、7/3(水)から、教育研究科の院生の方全員を対象とした教科教育論の授業が始まりました。毎年、各教科の教員が担当をし、その教科の特性を生かし、全教科に役立てるような授業内容を提供しております。今年度は芸術科教育コースの石崎・和田(私)が担当をします。今週は、鑑賞教育で著名な奥村高明先生(聖徳大学)にも講義に来て頂く予定です。この授業では、各教科コースの院生の方々が、異なる教科の方々とグループを作ることで、他教科の考え方・授業方法などの意見交換をするワークショップが行われています。内容については、また、追ってご連絡致したいと思います。
 その日は、夕方、教育研究科の全員が集まり、「教員と学生との懇談会」も開催されました。各教科コースごとに卓を囲み、コース運営の改善点などについて教員と学生で話し合いを行いました。

2013年6月26日水曜日

大学説明会へのご参加、ありがとうございました。

「今年度のアートライター大賞ポスター」
6月23日(日)の教育研究科の大学説明会に参加頂いた方々、本当にありがとうございました。出席者約130人のうち、学外の方々が半数近くおられたそうです。芸術科教育コースの説明会にもご参加、ありがとうございました。本コースからは、大学院1学年の5人全員が説明に参加しました。コースの学習室にて、終始、リラックスしたなごやかな雰囲気で行われました。参加者の方々から、院生の方々へ、どのような研究をしているのか、また、このコースを選んだ志望の動機など、広く大学院進学に関することもお聞き頂き、とても有意義な時間をすごすことができました。
ところで、お知らせですが、筑波大学芸術支援コースが企画し、前回、芸術支援コース+芸術科教育コースの院生の方達も選考段階でお手伝いをした、高校生アートライター大賞が今年度、開かれます。今年10月15日が一般応募の〆切日のようです。くわしくは、アートライター大賞のホームページをご覧下さい。(和田)

2013年6月11日火曜日

6月23日(日)の大学院説明会(筑波大学大学院修士課程教育研究科)について

*詳細は、筑波大学教育研究科ホームページにてご覧下さい。
6月23日(日)には、筑波大学筑波キャンパスにて、教育研究科の説明会があります。院生の方達も参加して、現在の大学院の様子をお話しして頂く予定です。ポスター(写真)の説明にありますように、全体の説明が13:00〜13:45まで行われた後、14:00〜15:00まで専攻・コースごとにわかれて説明会が行われます。芸術科教育コースも当日は、院生の方達参加の基、行います。とりあえず、大学院進学を考えておられる方や、まだ、どうするか具体的に考えておられない方も大歓迎ですので、御気軽にお越し下さい。(和田)

2013年6月4日火曜日

新入生歓迎会(5/31)がありました。

新入生歓迎会(学内)
こんにちは。芸術科教育コースです。5月31日には教育研究科コース全体のソフトボール(日中)大会・新入生歓迎会(夜6:30〜8:00)が行われました。芸術科教育コースは体育科コースと合同でチームを作り、なんと準優勝という快挙を成し遂げました。夜の新入生歓迎会では、ソフトボール大会の表彰、そして、各コースごとの新入生による出し物が行われました。芸術科教育コースは芸術らしく、身体を用いたパフォーマンスを公開し、会場を盛り上げました。(和田学)

2013年5月29日水曜日

筑波大学子どもアートラウンジ/6月1日(土)

こんにちは。芸術科教育コースです。6月1日(土)には、例年となりました、本学芸術系ギャラリーにて、小学生のお子さんを対象とした鑑賞のワークショップ「筑波大学子どもアートラウンジ」が開催されます。芸術支援コースの直江俊雄先生の指導の基、芸術支援コースの院生の方達と芸術科教育コースの院生の方達が一緒になり、このワークショップのスタッフとして参加します。本学の絵や彫刻作品を対象にし、「ビジュアル・シンキング・ストラテジーという教育方法を主に用い、作品を見て自由な意見を交わしながら、想像力や論理的思考力、コミュニケーションなどを養うことを目的」(写真のチラシから)とします。

2013年5月23日木曜日

リサーチクエスチョンについて考える授業(2)

 こんにちは。芸術科教育コースです。来月6月下旬には本学において、教育研究科(芸術科教育コースを含める)の説明会が開かれる予定です。各コースの院生の方達も参加して、受験を考えられている方達の質問にお答えしていく予定です。また、詳細は今後、このブログにてお知らせして行きたいと思います。御気軽にご参加頂きたいと思います。
 さて、火曜日の芸術科教育研究のゼミでは、先週に引き続き、院生の方達の研究テーマのリサーチクエスチョンを考えるワークショップがありました。先ず、ホワイトボードに、お一人お一人順にマインドマップ(研究のキーワードとなる言葉の関係を図にしたもの)を照射します。次に、その内容を解説してもらいます。最期にみんなでデイスカッションを重ね、その意見を参考にし、照射したマップに、マジックで直に書き込み、加筆補正していきます。
 院生の方達がどのような手順で、研究テーマを深め、リサーチクエスチョンを考えていくのかが、実際に視覚化され、受講生の方お一人お一人の考えも深まっていくことと思われます。(和田学)

2013年5月16日木曜日

リサーチ・クエスチョンについて考えるワークショップ授業

こんにちは。芸術科教育コースです。現在、芸術科教育研究の授業では、修士論文のための研究の指導を行っております。現在は、石崎先生の指導の基、リサーチクエスチョン(研究のための問い)をどのように考えるかについてワークショップを継続的に行っております。様々なワークシートを用いて、リサーチクエスチョンの立て方について試行錯誤しております。なかなか、簡単に見つかるものではありません。。。
 昨日は、マップ状になったワークシートに各自の研究のキーワードを書き込んで行き、どんな研究の問いが考えられるのか、院生の方達に考えてもらいました。その後、発表しながら、他の方の意見を取り入れ、ご自分のマップについて再考して頂きました。(写真は、発表後、マップのキーワードを加筆補正している所です。)

2013年5月9日木曜日

近況(芸術科教育コース)です。

   最近、芸術系棟の裏庭(?)にキジ(鳥)がいるようです。鳴き声と姿を一度確認しました(写真)。
 一学期の授業が始まり、芸術鑑賞の授業や研究発表、そして質的研究の授業が毎週行われています。現在は特に、急いで、ご報告することもありませんが・・・。今月末にでも、新入生歓迎会があり、また、来年度の入学希望者(教育研究科)の方のための説明会も近々行われるで予定です。

2013年4月30日火曜日

平成25年度の芸術科教育コースについて



お久しぶりです。更新が滞ってしまい申し訳ございません。すでに平成25年度の芸術科教育コースの授業は開講しております。今年度は5人の新入生の方が芸術科教育コースに入学されました。おめでとうございます。1学期(春ABモジュール)の芸術科教育コースの授業では、火曜日の3限に「芸術鑑賞論B(石崎和宏先生)」と5限「芸術科教育研究A(石崎・和田)」、そして、水曜3限「芸術科教育実践演習(和田学)」があります。この3授業の他に院生の方達は、教育研究科や芸術系の授業を受講しております。
 *写真は芸術科教育コースの学習室です。新しく机と椅子が入りました。

2013年3月25日月曜日

修了式(筑波大学)がありました。

こんにちは。筑波大学芸術科教育コース(大学院修士課程)です。今日は、午前中に学群、午後から大学院の修了式がありました(写真は修了式が行われた大学会館前)。午後3時から大学院修了生の方々は、各研究科ごとに各棟へ別れ、学位記の授与などが行われました。桜の花も咲きましたが、とても肌寒い一日となりました。幸い、雨があまり降らなかったので助かりました。芸術科教育コースは、お二人の方が修了されました。おめでとうございます。

2013年3月19日火曜日

年度末・初めの日程について

 ご無沙汰しております。芸術科教育コースです。筑波大学も春の景色が見られるようになりました(写真は芸術系棟付近)。4月から筑波大学は、2学期制が始まるなど、様々な点で、大きな転換が行われます。
   今後の年度末と年度始めの日程について、簡単に記しておきたいと思います。
 大学院の修了式(学位記授与式)は、3月25日(月)の午後14:00から筑波大学講堂にて行われます。この後、15:00から各研究科別の会が開かれます。
 また、年度始めの大学院入学式は、4月8日(月)筑波大学講堂にて13:10から入場、14:00から開会、14:25に閉会となります。この後、教育研究科全体のオリエンテーションは、14:45から受付、15:00から全体会が始まります。翌4月9日(火)には、午前10:00から専攻・コース別のオリエンテーションがあり、11:00から各学習室にて専攻・コース別の話し合いが行われます。4月10日(水)から筑波大学大学院の授業が始まります。教育研究科芸術科教育コースも、その日の水曜3限の芸術教育実践演習Aから始まります。翌週から全ての授業が開講します。4月16日(火)の3限から芸術鑑賞論Bが、その日の5限から芸術科教育研究Aが始まります。各授業の詳細については、また、新学期から触れたいと思います。平成25年度も、芸術科教育コースをどうぞよろしくお願い致します。

2013年3月4日月曜日

修士論文(芸術科教育コース)の発表会がありました。

 2月27日、今年も教育研究科芸術科教育コースの修士論文の発表会が筑波大学芸術棟のゼミ室で行われました。大学院の芸術支援コースの方や学群生の方、履修生の方など多くの方にご参加頂きました。本当にありがとうございました。
 今回、本コースからお二人の方が修了され、その発表が各自20分、質疑応答が10分程行われました。●「開発途上国における美術教育開発に関する質的研究ーモルデイブ共和国での実践を事例として」と、●「知的障害児における美術を媒体としたコミュニケーション教育ーワークショップの構造を視点とした行動分析ー」の2本です。このお二人の方は、3月末ごろに島根大学で行われる美術科教育学会で発表される予定もあり、併せて、その練習のための事前発表会も行われました。参加頂いた方々からは、数多くの熱心で意義深いご質問を頂き、とても有意義な時間をすごすことができました。ありがとうございました。

2013年2月4日月曜日

芸術科教育特講(1月)ついて



水曜の芸術科教育特講の授業(3学期)では、院生の方が選んだ研究論文を基にデイスカッションをしております。1月は、以下の日程の基、3編の論考を基に、考察を行いました。全体的に、美術制作を苦手とする生徒さんを対象にしたものであったように思えます。実際の授業の中で、どのような支援を行えばよいのか、その手掛かりを見つけていきたいものです。

201319()*授業なし
2013116()/高浦浩「児童画のつまづきの基本構造観察表現におけるつまずきの傾向と発生原因」『美術教育学』第9号、1987年、123-133頁。
2013123()/竹内晋平「相互鑑賞を通した自尊感情の形成図画工作での実践と心理測定結果からー」『美術教育学』第29号、2008年、327-338頁。
2013130()/奥美佐子「描画過程における子ども間の模倣の研究模倣を創造へ導くためにー」『神戸松蔭女子学院大学研究紀要・人間科学部編』第1号、2012年、61-73頁。

2013年2月1日金曜日

芸術科教育コースの平成24年度1〜2月の予定


 同コースに進学を希望されている方もこのブログを見られているかと思いますので、ご参考までに、平成24年度の修了間際の1〜2月(*来年度平成25年度は日付・日程等、異ります)の芸術科教育コースの主な予定について記しておきました。来年度から、筑波大学は3学期制から2学期制へと変更しますので、授業内容は変更するもしれませんが、とりあえずご参考までに・・・。

平成24年度(*あくまで芸術科教育コースの予定であり、全学の予定ではないため、他のコースや領域では修士論文の提出、審査会など日付が異なります。)
1月
●1月8日(火)芸術鑑賞論A(4回目)12:15〜13:30/芸術科教育研究(4回目)15:15〜16:30
●1月9日(水)修士論文提出〆切13:00〜16:00*芸術科教育特講(休講)
●1月15日(火)芸術鑑賞論A(5回目)12:15〜13:30/芸術科教育研究(5回目)15:15〜16:30
●1月16日(水)芸術科教育特講(4回目)12:15〜13:30
●1月22日(火)芸術鑑賞論A(6回目)12:15〜13:30/芸術科教育研究(6回目)15:15〜16:30
●1月23日(水)芸術科教育特講(5回目)12:15〜13:30
●1月29日(火)芸術鑑賞論A(7回目)12:15〜13:30/芸術科教育研究(7回目)15:15〜16:30
●1月30日(水)芸術科教育特講(6回目)12:15〜13:30
●1月31日(木)修士論文審査会(口述試験)11:00〜11:45、13:00〜13:45

2月
●2月5日(火)芸術鑑賞論A(8回目)12:15〜13:30、芸術科教育研究(8回目)15:15〜16:30
●2月6日(水)教育研究科入試(二次試験)*芸術科教育特講(休講)
●2月12日(火)芸術鑑賞論A(9回目)12:15〜13:30、芸術科教育研究(9回目)15:15〜16:30
●2月13日(水)芸術科教育特講(7回目)12:15〜13:30
●2月19日(火)芸術鑑賞論A(10回目)12:15〜13:30、芸術科教育研究(10回目)15:15〜16:30
●2月20日(水)芸術科教育特講(8回目)12:15〜13:30

2013年1月17日木曜日

芸術科教育特講(水曜)の授業について

1月15日(水)には、芸術科教育特講のゼミがありました。3学期は、院生の方が自身で選んだ美術教育研究に関する論文を持ち寄り、事前にゼミ参加者の方々全員に読んでもらっておいて、それをテーマに問題意識を持ちデイスカッションするという内容となっております。昨日は、高浦浩「児童画のつまずきの基本構造:観察表現におけるつまずきの傾向と発生原因」『美術科教育学会』第9号、1987年,pp.123-133.を基にデスカッションを行いました。この研究は、小学生の手の描画活動の中で、どのような“つまづき”がみられるのかを調査・分析したものです。ここでいう“つまづき”の定義は、筆者によると、「1.教師の眼から見て、当然到達可能と思われる平均的な表現水準から著しく逸脱しているとき」「2.児童自身、意図した表現が思いどおりにできないとき」「3.表現活動が停滞したとき」。の3点があげられております(p.124)。これに沿い、表現活動に関する“つまづき”の定義としては、「1.表現のつまづきは関係把握の誤りやあいまいさによっておきる」「2.表現のつまづきは表現の見通しの不確かさによっておきる」「3.表現のつまづきには下地となる状況がある」の3点となります。(p.125)。例えば、1.に沿い、描画活動を考えてみると、描くモチーフの「大小の釣り合い」「部分と全体のつながり」「前後の位置」「空間構成上の種々の造形的要素」が基準となります(p.125)。これらの基準を基に、各学年の生徒の描いた手の描画が調査・分析されました。ゼミでは、指導者側の教師が期待する観点が中心となり描画が評価されている点、生徒が描画を描き直した回数や訂正箇所を分析の対象としている点、などをデイスカッションしました。

2013年1月14日月曜日

今年も芸術科教育コースをどうぞよろしくお願いいたします。

 今年も芸術科教育コース(筑波大学大学院教育研究科)をどうぞよろしくお願いいたします。先週火曜(1月8日)から今年の本コースの授業が開始しました。3学期の芸術鑑賞論Aの授業では、道徳的な葛藤(モラル・ジレンマ)をテーマにした鑑賞教育、美的判断ジレンマを中心に置いた鑑賞方法の考察について行っております。例えば、美術館の所蔵作品が偽物だと分かった時、あなたが館長ならどのような判断と行動をしますか、など、広く芸術に関連するエピソードを知ったうえで、葛藤(ジレンマ)が生じるような問いをたて、鑑賞者がそれに答えるものを指します。この授業では、受講生の方が自身でエピソードを持ち寄り、問いをたて、ミニ実践を行って頂きます。これまで3回の授業を通じ、先生が実際に道徳的なジレンマを受けるような課題例をとりあげ、受講生の方にその有効性を検討して頂きました。今回の4回目の授業では、受講生の方々が取り上げて来た道徳的なジレンマに関するエピソードと問いの有効性をみなさんで検討して頂きました。今週の授業の中で、もう一度、検討した後、来週から受講生の方々のミニ実践がスタートします(毎回の授業お二人づつの発表を予定)。