芸術科教育コースによるブログです。授業内容や学校生活の様子などを更新していきます。

2013年1月14日月曜日

今年も芸術科教育コースをどうぞよろしくお願いいたします。

 今年も芸術科教育コース(筑波大学大学院教育研究科)をどうぞよろしくお願いいたします。先週火曜(1月8日)から今年の本コースの授業が開始しました。3学期の芸術鑑賞論Aの授業では、道徳的な葛藤(モラル・ジレンマ)をテーマにした鑑賞教育、美的判断ジレンマを中心に置いた鑑賞方法の考察について行っております。例えば、美術館の所蔵作品が偽物だと分かった時、あなたが館長ならどのような判断と行動をしますか、など、広く芸術に関連するエピソードを知ったうえで、葛藤(ジレンマ)が生じるような問いをたて、鑑賞者がそれに答えるものを指します。この授業では、受講生の方が自身でエピソードを持ち寄り、問いをたて、ミニ実践を行って頂きます。これまで3回の授業を通じ、先生が実際に道徳的なジレンマを受けるような課題例をとりあげ、受講生の方にその有効性を検討して頂きました。今回の4回目の授業では、受講生の方々が取り上げて来た道徳的なジレンマに関するエピソードと問いの有効性をみなさんで検討して頂きました。今週の授業の中で、もう一度、検討した後、来週から受講生の方々のミニ実践がスタートします(毎回の授業お二人づつの発表を予定)。