芸術科教育コースによるブログです。授業内容や学校生活の様子などを更新していきます。

2012年3月21日水曜日

大学院学位記授与式(3月23日)・美術科教育学会(3月27日・28日)のご案内

平成23年度 筑波大学大学院学位記授与式の日程が正式に決定致しましたのでご参考までにお知らせ致します。

日時 平成24年3月23日(金)
場所 筑波大学講堂
次第 12:10〜12:45 修了生及び一般教職員入場
   12:45(10分)  奏楽
   12:55〜13:00 登壇する来賓・役職者入場
   13:00 開式
   13:00(1分) 黙祷
   13:01(25分) 学位記授与
   13:26(15分) 学長式辞
   13:41(5分) 修了生代表謝辞
   13:46(5分) 学生表彰
   13:51(5分) 送別の歌
   13:56分 閉会

*なお、翌24日(土)は、10:30から大学会館講堂にて、「筑波大学卒業・修了記念式典」が開催される予定です。


第34回美術科教育学会新潟大会
研究発表会の日程 3月27日(火)・3月28日(水)の二日間
場所 新潟大学(新潟市西区五十嵐2の町8050番地*新潟大学教育学部)


今大会も筑波大学所属の教員・院生の方々から、以下のような多くの発表があります。(*ここでは研究発表一覧の所属名が「筑波大学」と記されている方、もしくは現在、同大学大学院生在籍の方のみを掲載しております。OBの皆様方全員を取り上げていきますと、関係各位の方々をどこまで含めればよいのか明確な判断がつきかねる場合もございますので、ここではご紹介を控えさせて頂きます。ご了承おねがいします。)

◆3月27日(火)
●10:30〜10:55 第4会場(204講義室)
齋藤暁子先生(岐阜県郡上市牛道小学校)・宮脇理先生(元筑波大学)「ロシア法の日本手工教育への定着について〜一戸清方の『日本手工教育原論』の考察から〜」
●11:00〜11:25 第4会場(204講義室)
佐藤昌彦先生(北海道教育大学)・宮脇理先生(元筑波大学)「第一次アメリカ教育使節団報告書(1946年)とIFEL工作科教育との相関」
●14:50〜15:15 第2会場 (202講義室)
石崎和宏先生(筑波大学)・王文純先生「連想描画から言語活動につなぐ鑑賞力の考察」

■3月28日(水)
●10:00〜10:25 第1会場(201講義室) 
市川寛也さん(筑波大学大学院人間総合科学研究科)「アートプロジェクトを媒介とした地域と学校の連携ー《放課後の学校クラブ》の事例からー
●10:30〜10:55 第3会場(203講義室)
森芸恵さん・齋藤悠希さん・箕輪佳奈恵さん(筑波大学教育研究科)「他教科教員志望学生が美術教育に抱く問題意識の質的考察」
●13:00〜13:25 第1会場(201講義室)
直江俊雄先生(筑波大学)「英国中等学校における美術カリキュラムの編成動向」
●13:30〜13:55 第2会場(202講義室)
牧野由理先生(東京都市大学*筑波大学大学院人間総合科学研究科)「明治後期の幼稚園で描かれた図画作品の研究」


追記・今年度はどうもありがとうございました。これにて平成23年度のご報告を終了させて頂きたいと思います。次のご報告は平成24年度4月4日頃から始めたいと思います。来年度も筑波大学教育研究科芸術科教育コースをどうぞよろしくお願い致します。

2012年3月9日金曜日

平成23年度修了式・平成24年度入学式の予定日程です。

筑波大学大学院教育研究科の平成23年度修了式・平成24年度入学式の予定日程をお知らせします。
以下は、あくまで予定です。変更の可能性もあるかもしれませんので、お出でになられる方は、必ず筑波大学ホームページ等、もしくは直接、大学事務局へのお問い合わせなどにより、日時・場所を再度、ご確認ください。


●平成23年度 筑波大学大学院学位記授与式
平成24年3月23日(金) 12:00頃から14:00頃まで 筑波大学大講堂にて
      *この後、15:00頃から、各研究科・専攻ごとに別れて、学位記を授与
      (教育研究科は文科系修士棟B棟大講義室の予定です。)この後、15:30頃から、各専攻・コースに別れて学位記授与。

●平成24年度 筑波大学教育研究科入学式
       平成24年4月9日(月)13:00頃から14:30頃まで
     *この後、15:00頃から、各研究科・専攻ごとに別れて、入学者オリエンテーション
●平成24年 4月10日(火)10:00頃から 専攻・コース別オリエンテーション
●平成24年4月11日(水)から大学院授業開始の予定。

2012年3月8日木曜日

3月3日(土)の筑波大学の「未来の子ども育ち研究支援センターの創設」シンポジウム・調査報告会について

こんにちは。先週土曜日(3月3日)に、筑波大学の「未来の子ども育ち研究支援センターの創設」シンポジウム・調査報告会が開催されました。この調査は、現在の「子どもの運動能力、社会性、学力、言語力などの低下」などから「子どもの育ちの危機」が問題視される中、「未来社会でつながりをもってたくましく生きるために子どもが身につけるべき基本的な力=キー・コンピテンシー(key competencies)」を定め、調査することになったそうです(*レジュメから抜粋)。
 つくば市の教育委員会と筑波大学が提携し、つくば市内の小学校を対象にし、子どもの運動能力や芸術的な能力などを調査しました。
 芸術科教育コースからは、石崎和宏先生が、つくば市の小学校を調査した結果(中間報告)を「芸術的感性の発達」として調査報告されました。
 調査の目的はレジュメによると、「(1)アートを通じてイメージと言葉を相互作用的につなげ、考えを柔軟に組み立てる力を『芸術的感性コンピテンシー』ととらえ、その力を測定する尺度を開発する」「(2)形とイメージをつなげる力、イメージと言葉をつなげる力、考えを組み立てる力の関係を総合的に分析する」とあります。
 子どもの芸術的感性の調査は、「調査票」を使って行われます。この調査票には、マグリットの「大家族」という絵の輪郭線(*鳥がY字型に大きく羽ばたいている形・海の地平線)のみが記された絵があり、自由に子ども達が描き足すことができるようになっています。さらに、調査票には、この絵の他に、絵を見て感じたこと、考えたことを文章で書き記すことができるような欄が数多くあります。
 子ども達は、先ず、マグリット「大家族」の輪郭線から自由に発想を膨らませて、クーピーを使い描写を加えます(10分)。次に、その描いた絵に題名と、その絵が語る物語を記します(5分)。次に、実際のマグリット「大家族」の実物の複製画を配布し、子ども達に観てもらい、マグリットの実物の絵の中で対比しているものを探し作品分析をしてもらいます(5分)。次に、マグリット「大家族」の作品説明を配布し、作品の背景を知ってもらいます(3分)。最後に、これまでの分析や作品情報、感じたこと知ったことをつなげ、作品に何らかの判断を下してもらいます(5分)。ここで終了です。子ども達の調査結果などは、ここでは割愛させて頂きます。
 当日は、大学関係者のみに留まらず、現場の教員の方など数多くの方が出席され、とても意義深い意見交換も行われました。

2012年3月5日月曜日

外国人教員特別留学生さんの研究発表会

こんにちは。今日は一日、雨でした。

■今日(3月5日月曜日)は、午前中に教育研究科に在籍された外国人教員研修留学生のみなさんの研究成果の発表報告会がありました。夕方四時から留学生のみなさんの修了式がありました。今日は一日、直接、外国人留学生に関係する方のみが参加する小規模の会でした。午前中の発表者の方々は英語、もしくは日本語で発表されました。研究内容は、日本と自国の教育制度や教授法を比較した研究が主だったように思えます。それぞれ、インドネシア・タイ・韓国・中国(3人)・メキシコ(2人)・ガボンの方9名です。みなさん、自国では現職の教員、もしくは政府の教育機関で働いている方達です。3.11以降、外国の方(留学生の方を含め)が日本に来られることは少なくなりました。現在の日本の状況が正確に伝わっていないお国もあるかと思いますので、留学生のみなさんが、自国に戻り、正確な日本の現状を広くご報告頂ければ、幸いだと思います。夕方には修了式があり、華やかに和服を身につけた外国人留学生の方々が、無事、修了されました。