芸術科教育コースによるブログです。授業内容や学校生活の様子などを更新していきます。

2012年9月16日日曜日

芸術鑑賞論A(2学期・2回目)

9月11日(火)には、芸術鑑賞論A(二学期・二回目)の授業がありました。今回は、フェルドマン(Edmunnd Feldman)の美術批評方法についての検討、及び、受講生のみなさんが、ワークショップを実践されるうえでの、作品を選んできて頂きました。ある程度、素材研究をして頂いております。美術批評教育は、1960年代にアメリカで生まれた方法論を重視した鑑賞教育です。作品を客観的に見る「記述」や、作品の中にあるもの同士を比較検討する「分析」、作品の意味を考える「解釈」、作品の価値を決定する「評価(判断)」の4段階を経る鑑賞方法です。  今回の授業では、これらの4段階を、鑑賞者の価値判断を育てるために必要な能力と位置付け、相応しい教材研究と具体的な方法と活動を検討し、各受講生のみなさんにワークショップを実践して頂く予定です。