芸術科教育コースによるブログです。授業内容や学校生活の様子などを更新していきます。

2012年4月19日木曜日

平成24年度の芸術科教育コースの開設授業について。

こんにちは。4月は年度始めということもありまして、教員・学生さんを含め、手続きや準備などで、みなさんがあわただしい日々を過ごされているようです。
平成24年度の芸術科教育コースは、コース特有の科目として、一年を通じて、火曜日に芸術鑑賞論Aと芸術科教育研究A、水曜日に芸術科教育特講の3つの授業を開講しております。芸術科教育コースに在籍されている院生の方達は、この他に絵画・デザイン・工芸・美術史などの実技・理論に関する芸術系の授業や、教育学・学校教育などの教育研究科の授業を自由に選択し、また、必要な方は、教職を取得するために必要な科目も受講しております。美術教育・教育関係の授業だけでなく、筑波大学芸術系(*旧芸術学系)の数多くの専門的な授業も学位取得のための単位として受講できます。このあたりも筑波大学芸術科教育コースの魅力的な部分だと思います。

平成24年度の芸術科教育コース特有の授業の内容をごく簡潔に述べますと以下のようなものです。

「芸術鑑賞論A」 対話型鑑賞を実践し、その鑑賞文の分析から、鑑賞能力育成のための可能性を検討する。美術批評教育の方法論について検討し、その可能性について検討する。
第一回目の授業が終わりました。自己紹介・オリエンテーション・親睦を兼ね簡単なアートゲームを行いました。

「芸術科教育研究A 」各自の研究内容(修士学位取得のための個人の研究)を発表し、授業内でデイスカッションをすることで、各自の研究内容改善のための助言を得る。
第一回目の授業が終わりました。オリエンテーションと各自の自己紹介、各自の研究内容の簡単な紹介を行いました。

「芸術科教育特講」美術教科教育の研究方法として質的研究の可能性について検討をする。質的研究の文献、美術教育の研究論文をレビューすることで、研究テーマや方法論などの検討を行う。平成23年度は、この授業の研究に関連して、平成24年3月末に美術科教育学会において院生の方達のみで口頭発表を行いました。
第二回目の授業が終わりました。美術教育の研究がどのようなものなのかを検討するため、美術科教育学会の学会誌を対象にして研究テーマを中心にデイスカッションしました。

 各授業の詳細は今後、お知らせしていく予定です(文責・和田学)