芸術科教育コースによるブログです。授業内容や学校生活の様子などを更新していきます。

2012年10月2日火曜日

芸術科教育研究・3回目9月18日(火)の授業について

 9月18日(火)には、芸術科教育研究の3回目のゼミがありました。  お二人の方に、研究内容を発表して頂きました。以下、レジュメから研究の目的と方法について抜粋したいと思います。 □仮題「ファッション展における教育普及活動について」 ●目的 ファッション分野の展覧会を明らかにし、教育普及活動の可能性を探る●方法/ファッション展の歴史、美術と同じように展示されるようになった経緯を明確にする。過去行われたファッション展を把握し、事例を選出。教育普及活動として行われたものを分類。事例研究、教育普及担当学芸員(キュレーター)にインタビュー調査を行う。 □仮題「アートを通した幼児教育の可能性」 ● 目的「日本の幼児教育における『子どもの表現』の発展をはかる。アートという視点を通して、社会的にあまりその奥行さが認識されていない『幼児教育』の可能性を示す。●方法/先行研究、参考文献資料を収集し、分析する。実際に現地でのセミナーを園見学された方にインタビューし、その利点・課題などを明らかにする。日本でもレッジョエミリア・アプローチ(注)を参考にして取り組んでいる園が多数存在しているので、その実態・状況を調査し、分析する。資料や課題を検討した上で、私自身も現地に赴き実際の現場を見学し、セミナーに参加する。現地で得たことを実際に日本でどのように応用できるのか、日本での独自性や可能性を探る。 (注)レッジョエミリア・アプローチ 戦後以降、イタリアで行われてきた幼児教育。教育的意義として、アートを用いた活動を重視している。